アドバイザリースタッフ研究会

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日本健康科学学会 第29回学術大会 参加報告






8月4日、東京 国立オリンピック記念青少年総合センターで開催された日本健康科学学会 第29回学術大会のシンポジウム「健康食品の安全性確保及びアドバイザリースタッフ教育の最新動向」を聴講したので、報告します。


第1題目は、厚生労働省新開発食品保健対策室 岡崎隆之専門官より、「健康食品の安全性確保について」と題して、アマメシバの例を上げ、食経験のあるものであっても、抽出濃縮された成分を配合されているものは、健康被害を起こす場合もあるので、管理を行っていく必要があると説明があった。




第2題目は、 日健栄協 加藤博常務利理事より、「健康食品の安全性確保及びアドバイザリースタッフ教育の最新動向」と題して、健康食品の安全性を確保するための消費者への情報は、「表示」、「専門家による情報提供」、「専門家による健康食品相談」であり、アドバイザリースタッフは重要な役割を果たすことになり、今後重要度は増すことになるだろうとお話された。


第3題目は、日本健康科学会理事長 信川益明先生から、昨年3月に公表された「アドバイザリースタッフのための『健康食品GMP教育ツール』」の作成の経緯とその使用方法についての解説があった。


第4題目は、日本臨床栄養協会理事 大濱宏文先生より、「健康食品GMP教育の重要性」と題して、健康食品は、機能性がある事、そして安全性が担保されていること、そしてそれらを保証するのが製品の品質であり、それを保証するものとして、国際的に認められているものとしてGMPがある。GMPの重要性を消費者が理解することが大事であり、その消費者への説明にはアドバイザリースタッフを活用すべきであるとお話があった。


引き続き、コメンテーターとして、
日本食品保健指導士会 松山理恵子会長より、「日本食品保健指導士会の現状とアドバイザリースタッフの存在意義」と題して、本日の講演を聞き、アドバイザリースタッフの役割が非常に大きいことを実感した。より一層に努力を続けていく必要があると感じたとコメントした。


健康と食品懇話会 城田昌之会長より、「健康食品の安全性を確保するために」と題して、メーカー・業界として、専門家(医師、薬剤師、アドバイザリースタッフなど)の方々と健康食品の健康被害事象や相互作用についての情報を共有できるようなシステムを構築していく必要があると考えているとコメントされた。


パネルディスカッションでは、
フロアーからということで、日本食品安全協会理事長 長村洋一先生、丹羽クリニック理事長 丹羽正幸先生と、アドバイザリースタッフ研究会 千葉が指名を受けコメントを求められ意見を述べた。


くわしくは、HPをご覧ください