6月22日(土)、星陵会館で開催された日本臨床栄養協会主催『NR・サプリメントアドバイザー レベルアップセミナー』に参加しましたので、簡単に報告いたします。
会場満席の350名を超える参加者が集まりました。
冒頭の挨拶では、昨年と今年で、NRからの移管者が計1400名になった旨の報告がありました。
第1演題は、「肥満に関連する遺伝子多型と食品成分の影響」
大妻女子大学家政学部食物学科教授 青江誠一郎先生より、遺伝子多型の解説と、メタボリックシンドローム、特に肥満に対するトクホの解説を中心にしたお話がありました。
第2演題は、「食事摂取基準と生活習慣病」
東京家政学院大現代生活学部教授田中弘之先生より、食事摂取基準2010がどのように各分野で使用されているかの解説がありました。
第3演題は、「サプリメント購入消費者へのカウンセリング」
文教大学人間科学部心理学科教授 石原俊一先生から、カウンセリングを行う際の基本的な心理学的手法についてのお話がありました。
石原先生のお話は、普段の学術的なものとは異なり、日々の相談業務を行う上で、相談者にどのように対応すべきかを考える一つのきっかけとなりました。当研究会でも、このようなコミュニケーションカウンセリングや心理学などの分野の先生による「より実践向け」の研修会を実施したいと考えています。