1月11日、国立健康栄養・研究所 大会議室にて、今年最初の研修会開催となるアドバイザリースタッフ研修会2019年度冬期研修会(東京)が開催された。
当日は、外は寒い日であったが、会場は93名の参加者を得る活気あふれる研修会となった。
第一部は、「健康食品の表示・広告の監視指導について」と題して、消費者庁表示対策課 課徴金審査官 田中 誠 先生から、消費者庁として、健康食品の表紙・広告に対して、どのような視点で、優良誤認・有利誤認を判断しているのかを具体的な事例をあげていただき説明いただいた。併せて、今年実行される施策についてもお話しいただいた。
先生からは、専門家であるアドバイザリースタッフとして、社内で、職場で違反になるような広告を作らないように、意見を言ってほしいとのお願いもあった。
第二部は、「特別用途食品の概要と今後の展望」と題して、公益財団法人 日本健康・栄養食品協会 事務局長 青山 充 先生から、特別用途食品の歴史と、今後、特別用途食品を多くしていくために、どのようなことが必要であり、現在、業界としてどんなことを取り組んでいるかを説明いただいた。
先生は、食品で唯一病者に使えるものであり、特別用途食品は有意義なものであるので、何とか拡大してくべきであるとの意見をいただいた。
両先生とも、講演時間をオーバーしてお話しいただき、非常にボリュームのある講演であった。
参加者のアンケートからも、もっと時間を取って、再講演の機会を作って欲しいとの声をいくつもいただいた。