5月25日、国立健康・栄養研究所にて、2019年春期研修会(東京)が開催された。
当日は、全国で今年一番の暑さを記録する中、100名を超える参加者を得て、熱気あふれる研修会となった。
第一部講演では、「健康食品の健康被害情報に関して」と題して、国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 国立健康・栄養研究所 食品保健機能研究部部長の 千葉 剛 先生から、健康食品の健康被害の実例を交え、健康食品の利用に関する注意についての解説があった。健康被害を防ぐうえで、専門家であるアドバイザリースタッフによる指導が大事であるとの説明もいただいた。また食品衛生法の指定成分に指定された原材料を使用する健康食品の健康被害の報告に関し、来年6月から制度がスタートされるとの説明があった。
質疑応答の時間も多くとっていただき、参加者からの多くの質問に対して、丁寧に回答をいただいた。
第2部講演では、「アドバイザリースタッフに必要な栄養学の基礎知識」と題して、大手前大学 健康栄養学部 准教授 吉澤 みな子 先生より、お話をいただいた。特に、今回は骨粗鬆症とカルシウム、ビタミンD、ビタミンKに関して詳しく説明いただき、参加者からも、非常に勉強になったとのお声をいただいた。講演後も、質問者が長蛇の列をなし、関心の高さがうかがえた。
両演題とも、フロアーからの質問を多くいただき、活気あふれる研修会となった。
次回は、6月29日(土)に、大阪 大手前大学で、研修会が開催される。
申し込みは、下記より。
https://advisory-staff.org/seminarstart/