6月24日に東京 灘尾会館で開催された「健康食品に関わる新たな課題と取組み」社福協の健康食品フォーラムの報告です。
第1題目は、消費者庁食品表示課 塩澤信良氏より、「最近の食品表示行政について 〜健康食品との関わりを中心に〜」と題して、近々公布される食品表示法と、先日閣議決定された健康食品等の機能性表示の今後の方向性について話があった。
第2題目は、 国立栄研 情報センター長 梅垣敬三先生から、「健康被害情報の収集による安全性の確保」と題して、健康食品による有害事象をどのような方法で集め、集約していき、安全情報とし、健康食品の被害を少なくしていくかという、今後の取り組みについて話があった。
第3題目は、食総研 食品機能研究領域長 山本万里先生から、「機能性を持つ農林水産物・食品開発プロジェクトについて」と題して、平成24年度の補正予算として認められた本研究事業について、今後3年間で取り組む機能性分を多く含む野菜の開発と供給システムについて、個々の研究課題の目標について説明があった。
第4題目は、女子栄養大 栄養学部教授 山田和彦先生より、「日本の健康強調表示食品の課題 〜コーデックス規格の視点から〜」と題して、コーデックスの話題を中心に、機能性食品のヘルスクレームをどのように考えていくべきかという話があった。