アドバイザリースタッフ研究会

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HFEシンポジウム 聴講報告




5月15日、東京ビックサイトで行われたHFEシンポジウム「健康食品の表示と制度について」を聴講してきましたので、報告いたします。


朝9時半からのスタートにもかかわらず200名近い方が集まりました。おそらくみなさん、食品の機能性表示の容認についての進捗を聞きたかったのだと思いますが、残念ながら、その辺の話題は公になっているもの以外は何もありませんでした。
基調講演を除き、一人持ち時間15分という講演のため、本当に駆け足の講演会でした。






各先生とも、食品の機能性表示に関し、「エビデンスのあるものは、積極的に表示していくことが、消費者に有益である」という立場でのお話でした。
その中で、海外との整合性を取っていくことの必要性についても言及されていました。
トクホにしても、海外のヘルスクレームと比べると、抗疲労、認知、免疫、関節痛などが、日本では認められていないので、拡大が必要であろうとの話でした。


「各国は、科学的な評価基準を作り、機能性表示に取り組んでいる」「日本は非常に後れを取っていると言わざるを得ない」「サプリメントの意義をしっかり考えて、法整備を含めた検討が必要である」といった論調でした。
また、日健栄協の加藤常務理事から、規制改革会議でのヒアリングについての報告があり、「健康機能表示食品」というカテゴリーを作り、第三者認証機関により表示できるようなシステムを提案しているとの話がありました。


どちらにしても、5月〜6月に発表されるのであろう結果によって、機能性の表示が容認されるか否かが決まってくるとのことでした。
トクホの審査基準等に関しても、消費者庁より何らかの発表があるであろうとの話がありました。